• スタディサプリ 進路(大学・専門学校)
  • 大学・短大を探す
  • 私立大学
  • 大阪
  • 四天王寺大学
  • 先生・教授一覧
  • 今田 健太郎講師(メディア論、芸能史、音楽学)

私立大学/大阪

シテンノウジダイガク

こんな先生・教授から学べます

メディア表現について考え、多角的に現代文化を捉える先生

メディア論、芸能史、音楽学
文学部 日本学科
今田 健太郎講師
先生の取組み内容

大衆芸能における伴奏音楽や、日本と欧米の音楽感覚の違いについて研究しています。現在はこうしたテーマを発展させ、アニメやマンガなどのメディア表現についても調べています。このような研究領域では、見過ごされがちな「当たり前」に目を向けることが大切です。例えば、アニメキャラクターの瞳に映るハイライト。アニメには、絵の動きを簡略化しカメラワークで表現する「リミテッドアニメ」と、滑らかなキャラクターの動きを重視する「フルアニメ」という、大きな2つの考え方があります。瞳のハイライトは、フルアニメにおいても当たり前に使われますが、元々はリミテッドアニメで多用される表現でした。当たり前に鑑賞しているアニメも、細部に注目して調べることで、別々のルーツを持つ表現が混ざり合って発展してきたことが分かるのです。

幼少からヴァイオリンなどの楽器を演奏していたので、音楽やそれに関わる芸術や芸能まで広く興味があります

授業・ゼミの雰囲気

今まで当たり前に見てきたマンガやアニメが、新たな気づきや発見につながる学びになる

現代文化ゼミでは、メディア論についての学びをもとに学生それぞれが研究テーマを決め、論文制作に向けて調査・研究を行います。現代文化領域ではユニークな講義も多く、一例として「現代文化研究基礎」というものがあります。この講義ではアニメ作品を取り上げ、作品をつくるために参照した作品や扱われている社会問題について考察。さらに、画面構成のテクニック、漫画との手法の違いなど、あらゆる角度から作品を検討します。豊富な資料から着眼点を見つけて分析し、発表まで行うため、自ら疑問を発見し調査する力が身につきます。

自分の関心ある分野を研究しながら、国語教員や学芸員などの免許・資格取得をめざせる点も本学科の強み

キミへのメッセージ

芸能・メディアの「当たり前」をとらえ直し、少し違う角度から見てみよう

現代文化を研究するためには、慣れ親しんだ「当たり前」に疑問を持ち言語化する必要があります。自分の興味あるテーマについて深掘りし、分かりやすく伝えたいと思っている人は、ぜひ本学科に探究しに来てください。

私たちが普段目にするメディア作品について、一旦立ち止まって考えてみることが学問の入り口です

今田 健太郎講師

専門:音楽学、メディア研究
大阪大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得後退学。日本学術振興会特別研究員などを経て、2012年より四天王寺大学に着任。伝統芸能や映像メディアに組み合わされた音楽から日本と西洋での音楽観の違いまで幅広く研究。主な論文に「歌舞伎の陰囃子と無声映画の和洋合奏を比較する」(『近代日本における音楽・芸能の再検討』)などがある。

※この画面の情報は、すべて取材した時点でのものになります。

この先生・教授から学べるのは…

この学校のおすすめ記事

四天王寺大学(私立大学/大阪)
RECRUIT