先輩はこうやって
奨学金をゲットしたよ!
大学生編
大学に進学したい人専門学校生編
専門学校に進学「自分がやりたいことを専門学校でしっかり学ぶためにも、奨学金は頼りになる制度」というMさん。
高校までの生活と違って、奨学金を借りてからは金銭感覚も身についたそう。
神奈川県在住。自宅からの電車通学で、保育士をめざして勉強中。高校3年の秋に、日本学生支援機構の第二種奨学金を予約採用で申し込み、みごとゲット。奨学金とアルバイトで必要なお金をやりくりしている。
「親からは、将来どんな仕事に就いてもかまわないけれど、高校卒業後のことは自分で考えて何とかしなさいと、以前から言われていました。
保育の道に進みたかったけれど、高校3年の夏ごろまで、短大と専門学校のどちらにするか迷っていました。学費のこともよくわからなくて、進学先が決まってから確認したら高くてビックリ! それで高校の説明会で聞いた、この奨学金に応募することにしたんです」
※この画面の情報は、すべて取材した時点でのものになります。
日程 |
日本学生支援機構 予約採用の基本的な流れ |
Mさんの場合 |
私はこう動いた! 先輩の行動・アドバイス |
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高校3年の 4月〜6月 |
学校ごとに募集受付・1回目 (募集時期や締め切りは学校ごとに異なる・以下同) |
高校で奨学金の説明会に参加 |
専門学校か短大か、迷っていたため、すぐには申請しなかったけれど、早めに進学先が決まっている人は、この時期に申し込めば安心かも。 |
10月頃 | 2回目の募集(第二種のみ) | ||
11月 | 指定校推薦で進学先が決まり、奨学金申請の準備をする |
奨学金の受付時期などは各学校で異なることもあるので各自で確認を。 |
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12月頃 | 3回目の募集(第二種のみ) | 申請書と必要書類を高校へ提出 (通常の手続き通り)採用決定の通知をもらう |
学校のパソコンから手続きをしたので、自宅にパソコンがない人は学校に聞いてみるといいかも。 |
専門学校 入学後の 4月 |
進学先に決定通知などの必要書類を提出。指定された期日までに機構に提出する進学届に記入し、ネットで手続き |
この手続きをしないと、奨学金が受け取れないので注意。 |
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5月 | 1回目の振込(4~5月分) 以降は毎月一定の日に受給 |
奨学金の受給は入学金などの納付には間に合わないので、その分は先に保護者などに相談して用意することが必要。 |
「やりたいこととできることって、違いますよね。私の場合、保育士をめざして進学先を考えたとき、短大と専門学校の両方の選択肢があったんです。だけど保育士に必要なピアノについてはそれまで習ったことがなかったので、一から学べるところでないと困るし、実家から通える距離で、学費の支払いも可能な学校…ということで、今の専門学校に決めました。短大と違い、3年間でしっかり学べる点も決め手でしたね」
「奨学金のおかげで希望の学校に進むことができて、本当に感謝しています。この1年でピアノもけっこう弾けるようになったし、授業や実習にもしっかり取り組んでいます。今年の夏は九州の短期大学でのスクーリングも受けて、短大卒業資格も取るつもり。将来はどんなところで働くにしても、子どもたちと心が通い合える保育士になりたいと思っています」
「高校生のときは、保護者の収入などはよくわからない人が多いと思います。私も奨学金申請用の必要書類を用意したときに、初めて知ったくらい。でも進学を考えるときは、そういうことも理解して、学費などもきちんと調べておくことが大切だと思う。
そのためにも、普段から保護者とよく話し合っておくほうがいいですね。もちろん自分のやりたいことや希望があれば、奨学金を利用して進学することもできるから、手続きなどは高校の先生に相談するといいと思います」
「それと高校3年生のときに予約採用で申し込んで『採用通知』を受け取ったら、なくさないように注意して。専門学校に入学後、その書類を出さないと正式採用にならないから。私の場合、大事にしすぎてどこにしまったかわからなくなって、探し回ることになっちゃった(笑)。みなさんはそんな失敗をしないように気をつけてね」
Mさんの場合の返済プラン(日本学生支援機構 第二種 月額50,000円を3年間受給した場合)
貸与が終了した時の利率が固定方式で1.2%※とすると…
月々の返済額は12,534円、返済期間は専門学校卒業後から13年(ボーナス支払いを併用するときは、月々の返済額は約半分になる)
※注意 利率は貸与が終了した時点の金利の情勢によって決まるので、目安。毎回の返済額や返済期間は、貸与総額に応じてそれぞれ異なる。
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