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救急救命士は救急現場から医療機関までの搬送途上で業務を行う国家資格者であり、法律の定めるところの職務を行うには、病院前救護の現場で活躍する、消防士になることが最も適切な職業選択になります。そのため、主な就職先は日本各地の消防署で、救急救命士の資格をもつ消防士になることが最も適切な職業選択になります。その場合、普段は消防署で待機しながら、119番通報で救急出場した際の、救急車の車内が主な活躍の場となります。
最近では、救命救急センターなどで働く救急救命士も出てきていますが、医療機関からの求人は多くないので注意しましょう。また、同じく数は少ないですが、自衛隊や海上保安庁、警察、警備会社などからの求人もあります。
有資格者のほとんどは、消防士として勤務
救急救命士でなければできない特定行為(緊急時の医療行為)は、法律によって実施できる場所が「救急車内」と規定されています。つまり、救急車は主に消防機関が所有するもので、日本の救急業務の多くは消防機関が担っているので、各地の消防機関に消防士として採用されることが求められているのです。実際、ほとんどの資格者は、自治体の消防機関に消防士として勤務しています。
消防士の採用試験は難関
救急救命士の仕事は、病院前救護という特殊な状況下で行う業務のため、就職先としては消防機関などに限定されます。さらに、消防士の採用試験において救急救命士の資格者は有利とされていますが、採用試験は簡単なものではなく、比較的難関とされています。
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