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歯科医師になるために今から役立つ経験

歯科医師になるために今から役立つ経験

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高校までの授業や勉強で歯科医師になるために役立つものといえば「生物」が思い浮かぶかもしれません。それだけではなく、意外なところでは歯科医師国家試験に合格するための「試験勉強のしかた」を身につけておくことも重要です。ほかにはどのようなことが役立つのでしょうか。

生物・英語・美術はしっかりと勉強しておこう

高校までの授業で最も役に立つと考えるのは「英語」です。歯科医師が目を通す論文はそのほとんどが英語で記載されています。最新の知識を得るためには英語力は必須だと思います。
さらに、教科書が英語で書かれていることもあります。そのほとんどは専門用語なので、歯科大学に入学してから英語を勉強する方もいますが、慣れ親しんでおくに越したことはありません。
そして、人間の体のことを理解しておくことは大前提ですから「生物」はよく勉強しておいたほうが良いでしょう。 大学の授業でも時間を割いて学びますし、国家試験でももちろん出題されます。
さらに、歯科治療には細かい作業が多くあります。「美術」の授業で学ぶような、彫刻や工作などは興味をもっているほうが有利かもしれません。
歯の色について考えることも多くありますので、色彩などの知識があると良いでしょう。細かい作業が苦手な場合でも練習用ロボットなどを用い訓練することで、ある程度はできるようになりますが、器用なタイプのほうが仕事はスムーズです。
私は幼いころから油絵が趣味でした。美術の授業や細かい作業が大好きだったことは、学生時代に将来の職業として歯科医師を意識した大きな理由の一つです。
また、絵の具を使って表現したい色彩を生み出すことは大学院時代の「歯の色」の研究に興味をもつきっかけにもなりました。もしも私のように、手先を使った細かな作業が好きだったり、得意だったりするのであれば、歯科医師への適性があるかもしれません。

国家試験合格のためには「試験勉強」のノウハウを身につけておく

歯科医師になるには国家試験に合格しなくてはいけません。そのため、学生時代の「受験勉強」のスキルが国家試験対策に役立ちます。
例えば、試験の傾向を過去問からつかむことであったり、自分は参考書を何回くらい読めば頭に入るのか把握したりといった、ノウハウや自分なりの方法を知るには何度も「受験勉強」のような試験を経験していることが重要になります。
その都度、自分は試験に対しどのような対策を取るべきなのかといった戦略を立てることも必要となってくるでしょう。
また「生物」の科目は歯科大学受験の選択科目に含まれるだけでなく、入学後も必須科目です。
まずは歯科大学に入学できなければ、歯科医師へのスタートラインにすら立つことができません。歯科医師になるためには必ずしも「生物」ができなければいけないわけではありません。「物理」を選択できる大学もあります。
まずは合格するために、受験科目は自分が得意なものを選び、確実に歯科大学に合格することを考えましょう。

取材協力

山田玲奈

神奈川県出身。小さい頃から工作や絵を描くことが好きで、この特技を生かせる進路はないかと悩んでいた時に歯科医師になろうと思いつく。そこから猛勉強し東京医科歯科大学へ入学。卒業後は歯科医師として臨床や研究に従事し、現在は勤務医として地域の患者さんの歯科治療にあたっている。

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