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勉強の哲学 来たるべきバカのために
千葉雅也/著

ちゃんと学ぶのならノリは悪い方がいい

仲間内ではノリが大事。空気を読めないと嫌われる。「勉強なんてしなくていいよな」「ゲームしようぜ」。いつしかそんなノリに巻き込まれる。ノリの空気は社会全体を覆っていると著者は言う。勇気を出して、ノリの悪い人間になってみよう。すると自分ならどうするかが見えてくる。これは、現代の哲学者による全く新しい勉強の本だ。窮屈な自分を脱ぎ捨てるために、勉強はある。さぁ、ノリを捨てて変身しよう!

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