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おいしいと言われる料理作りを目指します。そのために日々、探求心・向上心をもって料理に向き合うことで、知識や技術が向上し、自分自身の成長につなげることができます。また、提供した料理や気配りのある接客に満足して、お客さまから「おいしい」「ありがとう、ごちそうさま」という言葉とともに笑顔をもらえた時は、特にやりがいを感じるでしょう。
お客さまの笑顔が見られる
自分が作った料理を見て、食べて、笑顔になるお客さまの姿を見られるところが一番の魅力だと言う人が多くいます。調理師にとって「おいしかった」の一言が、働く原動力になっています。逆に言えば、人を笑顔にできるすばらしい仕事だということです。おいしいからと、何度も来てくれる常連さんとは、料理を通して気心の知れた友達になり、人間関係の輪が広がるのをやりがいに感じると言う人もいるようです。
料理人として成長できる
和食の世界では、調理場は腕により担当が厳しく分かれています。焼き物を作る「焼方(やきかた)」、煮物を作る「煮方(にかた)」、椀物を作る「椀方(わんかた)」、揚げ物を作る「揚場(あげば)」などがありますが、和食の調理場での最上位は「花板(はないた)」です。例えば、食材の切り方や保存法を取っても、先輩の理にかなった技術の一つひとつが参考になり、仕事場で知識や技量を高めていけるのは大きなメリットです。一つひとつ調理の担当がステップアップすることで、料理人としての自分の成長が確認できるのも魅力です。自分なりの発想を取り入れた仕事が、先輩方に褒められ、認められた時には格別なよろこびがあるという人もいるようです。
上杉大介※2020年8月26日更新
調理師。株式会社杉六 代表取締役。高校卒業後、調理専門学校を経てホテル・居酒屋・懐石料理店等の様々な飲食業種で修行。調理技術と共に接客経営業務も経験後、2006年、28歳で独立開業。2011年、株式会社杉六設立。現在も「食(和食)」「お酒(日本酒・焼酎)」全て国産にこだわった業種を展開中
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