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薬学はこんな人に向いている

薬を扱ううえでは、細かな計測や厳重な安全管理が欠かせません。ですから、几帳面な性格の人は、薬学に向いているといえるでしょう。また、特に薬剤師を目指す人に求められるのがコミュニケーション力。一人ひとりの症状や生活習慣に合わせた処方や服薬指導のためにも、欠かせないスキルです。

※このコンテンツは2017年~2018年の取材に基づき構成しています

薬剤師を目指す人に求められるのはコミュニケーション力

几帳面な性格

薬学を学ぶうえで基本になるのは、何といっても化学の知識。薬は化学物質ですから、その効果や作り方について理解するためには欠かせません。化学が得意、好きだというのは、大きな素養です。
また、几帳面な性格も、薬学には向いています。薬を扱う際には、細かな軽量、計測が非常に重要になります。少しでも量を間違えると、期待していた効果が得られないだけでなく、重大な副作用を引き起こしてしまう危険性さえあるのです。また、よく似ている薬品でもまったく違う役割のものも存在しますし、薬の取り違えは、最悪の場合死亡事故にもつながってしまいます。こうした危険性を理解したうえで、どんなときにも手を抜かず、一つひとつ確実に行えるというのは、薬学を学び、薬にかかわる仕事をする人にとってなくてはならない素質だといえます。

常に新しいことを学び続けられる

薬学部では薬に関するさまざまな知識を身につけられますが、病院の現場や地域医療の領域では、医薬品や栄養補助、ケア用品や洗剤や殺菌剤といったものまで多種多様なものが存在します。薬剤師法の第一条は「薬剤師は、調剤、医薬品の供給その他薬事衛生をつかさどることによつて、公衆衛生の向上及び増進に寄与し、もつて国民の健康な生活を確保するものとする。」と薬剤師の役割を定義しています。公衆衛生の向上に関わるものは全て薬剤師が無知ではいられません。従って、卒業と国家試験合格がゴールではなく、それぞれの物質に関する細かい知識に関しては、社会に出て働きながら覚えていくことになります。
新薬が登場することもあれば、法改正によって薬の使用法が変わったり、それまで一般的だった治療薬がほかのものに変わったり、薬を取り巻く世界は常に変化し続けています。こうした変化に常に対応し、新しいことを学び続ける力もまた、薬にかかわる仕事をしていくには必要な力です。

薬剤師を目指すなら、コミュニケーション力は必須

薬学を学びたいと考えている人の中でも、特に薬剤師を志す人に求められるのが、コミュニケーション力です。薬剤師は、ただ薬の調合をするだけでなく、服用の仕方や効果について説明したり、症状に合わせて処方を検討したり、患者さんが服用後にきちんと薬の効果がでているか、副作用はおきていないかということをフォローする役割も担っています。これらすべてが「調剤」という重要な薬剤師の仕事です。また、チーム医療や地域医療の重要性が高まっている今、他の医療従事者や、地域コミュニティとの連携も求められるようになってきました。

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薬剤師は病院・薬局のほか創薬や治験など医薬品関連企業でも活躍

徳島文理大学 徳島文理大学 薬学部 薬学科 医薬品研究開発コース
張 功幸教授

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