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薬学では何をどのように学ぶか

1、2年次には、薬学の基礎となる化学、生物、物理や、コミュニケーションに関する授業があります。3、4年次には薬に関するより専門的なことを学び、5年次には、病院や薬局での実務実習によってより実践的な知識を身につけます。そして6年次には、4年次から取り組んできたそれぞれのテーマの卒業研究を仕上げ、多くの人が薬剤師国家試験の勉強に取り組みます。

※このコンテンツは2017年~2018年の取材に基づき構成しています

多くの人が薬剤師国家試験に向けて取り組む

4年間かけて、薬について総合的に理解する

1、2年次には、化学、物理、生物、数学といった、薬学の理解に欠かせない基礎科目を学びます。また、コミュニケーションに関する授業もあります。
3年次から4年次にかけては、薬に関する専門的な内容を学びます。新薬の開発や効率的な生産方法に関する製薬学、薬の作用や副作用、管理について学ぶ医療・臨床薬学、医薬品や食品添加物について、その特性や人体への影響を学ぶ衛生薬学、微生物をはじめとする生物を利用したワクチンの作用や、その安全性を研究する生物薬学など、多彩な学問領域があります。また、薬や、それを管理する人、使う人などを取り巻く社会的な課題について、医学、倫理学、法学、社会学、経済学といった学際的な立場から考える、社会薬学という分野も最近では重要視されてきています。
そうした社会的要請も敏感にとらえつつ、薬の効果や使い方、コミュニケーション、チーム医療、薬に関する法律や薬局経営に関することなど、薬に関するあらゆることを、4年間かけて総合的に学んでいくことになります。

実務実習で実践的な力を養う

4年生の後期には、薬学共用試験や事前実習など、実務実習に向けた準備が始まります。薬学共用試験は、自動車免許でいう仮免のようなものです。これに合格することによって、知識や技能、態度が実務実習をするのに十分なレベルに達しているということが認められます。基本的には、12月1日から1月31日の間で、それぞれの大学が定めた日程で試験が行われます。
5年次には、いよいよ実務実習が行われます。原則的に、病院で11週間、薬局で11週間の、合計22週間と定められています。病院では、実際の調剤業務や、高度薬学管理、病院での患者対応、カンファレンスなど通してチーム医療を経験します。薬局では、調剤業務や窓口での患者対応に加え、在宅訪問や学校薬剤師など、地域における薬剤師の役割を学びます。服薬指導や薬の管理、法律的な部分や地域とのかかわりなど、実際に体験してみて初めてわかることも少なくありません。この期間に、これまで座学で培ってきた知識をより深め、より実践的なものへと磨いていくのです。
また、4年次には研究室に配属され、卒業研究をスタートし、そして、6年次には積み上げてきた卒業研究のまとめと発表を行い、薬剤師国家試験に向けた勉強がスタートします。6年間の学びの集大成として、しっかりと知識と技能を深めていきます。

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